新元号の発表で「令和おじさん」として知名度を上げた菅義偉官房長官が、参院選で自民候補の応援に飛び回っている。十三日には自民候補の応援で滋賀県内を回った。

　ＪＲ近江八幡駅前では、自民現職候補とともに演説。滋賀選挙区（改選数一）は勝敗を左右する一人区だとして「令和になって初めての選挙。厳しい選挙戦だが、何としても勝たなくてはならない」と訴えた。

　演説中、「令和おじさんだ」と足を止め、スマートフォンで撮影する買い物客や中高生の姿も。演説後は菅氏と記念撮影や握手をしようと大勢の人が集まり、菅氏は笑顔で応じていた。

　ただ、菅氏は演説で「この香川の選挙はまさに（大接戦）」と口にし、前日に応援に入った香川県と滋賀県を言い間違える一幕も。聴いていた女性会社員（２７）は「菅さん、忙しいんでしょうね」と話していた。

　菅氏は四日の公示日、激戦とされる三重県に入り、自民候補を応援。八日には長野県で応援演説した。