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滋賀

3人激突、参院選4日公示

2019年7月3日

 参院選が四日公示され、十七日間の選挙戦に突入する。滋賀選挙区(改選数一)では、自民党現職の二之湯武史さん(42)に、いずれも新人で野党統一候補の嘉田由紀子さん(69)、政治団体「NHKから国民を守る党」の服部修さん(45)が挑む。与野党の対立軸に、勢力拡大を狙う諸派が絡む。

 二之湯さんは公明党から推薦を受け、無所属の嘉田さんは立憲民主、国民民主、共産、社民の四党の推薦を得て選挙戦に挑む。立候補者が三人になれば、二回連続。過去五回の選挙では、民主党が三連勝し、その後、自民党が二連勝している。

 自民は二〇一六年の前回選で勝利し、衆院、参院の県内議席をすべて席巻したが、今年四月の県議選では議長経験者ら現職四人が落選。党本部は資金や人員を優先的に割り振る「激戦区」に指定し、党幹部を続々と県内につぎ込み、二之湯さんの再選を支援する。

 対する野党四党は、非自民の議席奪還を目指す。嘉田さんは野党四党と合意した共通政策を重視し、加えて知事二期八年の経験を生かした子育て支援策や災害対策を提唱。知事時代のキャッチフレーズを引用し「『もったいない!』のその先へ」を訴える。

 (成田嵩憲)

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