<ワカモノと選ぶ@龍谷大>公示前座談会(下)
2019年6月29日
左から野出さん、中嶋さん、北川さん |
「僕の1票で本当に変わるのかなぁ」「政治家のふだんの仕事って、全然分からない」−。本紙と共に参院選滋賀選挙区をウオッチしてもらう龍谷大社会学部の学生6人からは、選挙に対するギャップが浮かび上がりました。では、「選挙」を知るために何ができるのか。うち3人に再質問すると、「候補者の生の声を聞きたい」という意見が相次ぎました。
−滋賀選挙区からは、再選を目指す自民現職の二之湯武史さん(42)に、前知事で無所属新人の嘉田由紀子さん(69)が挑みます。それ以外に参議院議員で知っている人っていますか?
全員 …。
−参院選に対するイメージは?
中嶋 知事選や市長選は身近に感じるけど、衆議院や参議院は全然分からない。例えば、地元の草津市長は音楽イベントの「イナズマロックフェス」で見たことあって分かるけど、それ以外は分からない。
北川 親に一緒に行くでと言われて「はい」って、買い物ついでに行った感じ。参院選も何が大切なのか分からない。
野出 自分は選挙に行ったことがないけれど、選挙に出る人って年配の人が多いじゃないですか。若い立場からしたら、同じ年代じゃないんで親近感が湧かない。年寄りの人から見ても、「若いから何にも分かっていないのに、投票しても意味ないやろ」って思うはず。
−参院選は被選挙権が三十歳以上。それについては?
野出 若い人だと同じ考えを持っている可能性は高いかなって。できたら年齢が一緒くらいの人に投票したい。リーダーシップがあって、支持を集められる人なら良いと思う。
−「選挙」を知るために何をしてみたいですか?
中嶋 選挙期間中、演説以外に何をやっているのか。落選したらどうなるのか。当選した時のバンザイの雰囲気も見てみたい。
北川 おじいちゃんが市議選に出たことがあって、両親がむっちゃ大変だって言っていた。本当に大変なのか知りたい。
野出 政治家になろうとした理由を聞いてみたい。立候補って勇気がいるじゃないですか。僕は小中学校の時、全校集会でしゃべるだけで不安になった。国レベルになったら不安やプレッシャーは大きい。
(参院選取材班)