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長野

主要2候補、最後の訴え

2019年7月21日

 上から届け出順

握手を交わして支持を求める羽田さん=JR上田駅前で

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◆傘も差さず地元で熱く

 国民民主党現職の羽田雄一郎さん(51)は東信地域を選挙カーで回った後、地元の上田市のJR上田駅前へ移動。雨が降る中、傘を差さずに街頭演説し「アベノミクスでしたたり落ちるのは雨だけ。お金は下りてきません」と政権批判を繰り広げ、集まった聴衆に力強く訴えた。

 羽田さんは「子どもたちの未来に平和な日本をつなぐことを使命だと思って二十年務めてきた」と実績を強調。選挙戦を通じて多くの県民が現在の年金や社会保障制度に不安を抱いていると実感したと語り「生活保護より支給水準の高い年金制度を」と呼び掛けた。

 支援者の一部から「雄ちゃん」コールが起こる中、集まった聴衆と固い握手を交わし、支持を求めた。

若者と握手を交わし支持を求める小松さん=JR長野駅前で

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◆選挙カー降り握手攻勢

 自民党新人の元衆院議員小松裕さん(57)は、いずれも大票田の松本、長野両市で街頭演説を重ねた。JR長野駅前には、同じ派閥の茂木敏充経済再生担当相も選挙戦が始まってから三回目の応援に駆け付け、もり立てた。

 小松さんは演説で、昨年十月に同党の吉田博美参院幹事長(70)の後継指名を受けて選挙準備を始めた経緯を説明。「今日まで長野県中を走り回ったが、どんなに頑張っても結果が出なければいけない」と強調。与党の議席を死守する決意を訴えた。

 陣営は若年層などの浮動票の取り込みが鍵を握るとみており、小松さんも選挙カーを降りて、積極的に通行人と握手を交わして支持を求めていた。

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