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長野

3候補者かく語る

2019年7月5日

※上から届け出順

◆平和な日本をつなぐ 羽田雄一郎さん(51)国現

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 「市民と野党の統一候補」の羽田雄一郎です。この選挙は国民と安倍晋三首相の戦い。その先頭に私が立たせていただく。

 保育士の資格を持つ国会議員として、子どもの未来に責任の持てる政治の実現を目指している。国土交通相を務めた時も、子どもの声を聞き、子どもの思いを実現してきたつもりだ。

 子どもに平和な日本をつなぐことができるか。今、危機感を持っている。安倍首相になって、平和な日本が戦争のできる国になった。

 トランプ米大統領が来日した際、大統領夫妻と安倍首相夫妻が一緒に護衛艦に乗り、自衛隊員と米兵が整列する前でスピーチした。この光景はどう見ても、米軍と自衛隊が一緒になっているとしか思えない。

 この護衛艦は、空母に変わろうとしている。爆買いした戦闘機を載せ、どこまで行くのか。国民の命と平和を守る自衛隊員も国民の一人。自衛隊員の命を守るのも、われわれの使命だ。

 こんな状況の今、一人区になった信州長野県で勝ち抜き、他の三十一の一人区も野党統一候補で勝つ。そして、皆さんの手に政治を取り戻そう。

 (長野市のJR長野駅前)

◆地域医療、課題解決を 小松裕さん(57)自新

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 (自民党参院幹事長の)吉田博美先生から「後継」という大変重い言葉をいただいた。与党の議席を守り抜かなければならない。

 新時代にも平和な世界をつくっていかなければならない。もっと多くの命を救うことができると思い、医師から政治の世界に入った。それができると感じた五年間の衆院議員時代だった。

 広い県内を走り回っていると「医師がなかなか来てくれない」などさまざまな地域医療の課題をいただく。医療の専門家としてしっかり取り組みたい。

 誰もが安心して暮らすことができる社会保障や医療、年金の仕組みがなければ、若い人が将来に展望を持つことはできない。年金制度を維持することは重要な役割だと考えている。

 社会保障制度を持続可能にするために、ものづくりが盛んな県内の地域経済を支えていく。県内の土地を守っている農業を応援するために、稼げる農業をつくっていく。

 若い人たちがふるさと信州に早く帰ってくるためには、ここで学ぶことができる仕組みや医療、教育が充実しなくてはいけない。雇用や安心して子どもを生み育てられる仕組みも必要だ。

 (長野市のホテル国際21)

◆NHK視聴、希望制に 古谷孝さん(43)諸新

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 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の古谷孝さん(43)は四日、県庁講堂を訪れ、自ら立候補を届け出た。第一声や街頭演説はせず、報道各社の取材に「『NHKをぶっ壊す』でおなじみの党です。(希望して受信料を払った人だけがNHKを見られる)スクランブル放送の導入実現の一点で選挙戦を戦いたい」と語った。

 選挙戦では、政見放送や選挙公報で主張を伝える。選挙事務所は構えず、遊説などの予定もない。「ポスター貼りは私もやるかもしれない。ボランティアがやってくれるようだ」とした。

 外交や防衛、子育て支援、年金など多岐にわたる問題については「インターネットを活用した直接民主主義を行う。私が賛成、反対を判断せず、常に民意を直接聞くという形を取る。時間とお金をかけて、そのシステムをつくる」と述べた。

主な政党の公約

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