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長野

舌戦へ、いざ始動 国会閉会で出馬予定者ら

2019年6月27日

 通常国会が二十六日閉会し、参院選長野選挙区(改選数一)の立候補予定者たちは、支援者の会合に参加するなど選挙準備に本腰を入れ始めた。七月四日公示、二十一日投開票の参院選に向け、事実上の選挙戦がスタートした。

 自民党新人で元衆院議員の小松裕さん(57)は長野市で演説会などをこなし、参院選にかける思いを説明。市内であった県議の後援会会合にも顔を出し、政策をまとめたリーフレットを配るなど精力的に動いた。

 事実上の選挙戦が始まったことについて「今までと意気込みは変わらない。絶対に負けられない戦いだ。必死に頑張れば結果がついてくると信じて、走り回りたい」と淡々と答えた。

 選挙戦では「『医者として命を守る仕事をする』と訴えたい」と強調。災害に備えた社会基盤整備に力を入れる考えも示した。

 国民民主党現職の羽田雄一郎さん(51)はこの日、参院本会議などで国会周辺を駆け回った。党本部で開かれた両院議員総会では、最前列に座り「民主主義と国民生活の二つを守ろう。一丸となって戦おう」と力を込める玉木雄一郎代表に拍手を送った。玉木代表の隣に立ってガンバロー三唱をし、気勢を上げた。

 地元へ戻り、二十七日早朝から長野市で街頭演説をする。「参院選で政権交代はできないが、安倍晋三首相を退陣に追い込める。野党統一候補にしてくれた各党や市民との約束を実現させたい」と意気込んだ。

 長野選挙区には、NHKから国民を守る党員で社会保険労務士の古谷孝さん(43)と労働者党県支部長で元高校教諭の斎藤好明さん(68)の新人二人も立候補を表明している。

(渡辺陽太郎、我那覇圭)

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