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三重

主要候補、最後の訴え 県北部中心に

2019年7月21日

 参院選は21日投開票され、三重選挙区(改選数1)は同日深夜にも大勢が判明する。選挙活動最終日の20日も、与野党の主要2候補には閣僚経験者が応援弁士に駆けつけ、両陣営は県北部を中心に最後まで支援を訴えた。 (森耕一、鈴鹿雄大)

 自民現職の吉川有美さん(45)には、自民の石破茂元幹事長が駆けつけ、桑名市や四日市市でほぼ一日、街頭演説に同行した。

 午後の桑名市で石破さんは、吉川さんが初当選した六年前の幹事長として「三重で勝てたことがうれしかった」と振り返り、「今回も厳しい戦いだが、もう一度送り出してほしい」。吉川さんも「あと数時間しかない。あと一人、支援の輪を広げてほしい」と深々と頭を下げた。

 無所属新人で野党統一候補の芳野正英さん(44)は、津市や亀山市など十カ所以上を回り、鈴鹿市では立憲民主代表代行の長妻昭元厚生労働相が応援に立った。

 長妻さんは二〇〇七年に発覚した「消えた年金」を当時の安倍政権に追及した経験から、「当時と同じように野党が参院選に勝利し、政府の姿勢を変えよう」。芳野さんは「最後まで私も訴え続ける。周りの人に投票を呼び掛けてほしい」と声を張り上げた。

 両陣営は午後八時前、それぞれ近鉄四日市駅周辺で演説を終えた。

 諸派新人でNHKから国民を守る党員の門田節代さん(51)は、独特の政見放送がネット上で話題を集めてきた。

 投票所は、県内八百七十四カ所に設けられ、投票時間は原則午前七時〜午後八時。

 南部を中心に五百二十九の投票所は、締め切り時間が一〜三時間繰り上げられる。

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