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三重

主要候補者の昼食拝見

2019年7月19日

 与野党の主要候補二人は寸暇を惜しんで県内を巡っている。忙しい中、どう英気を養っているのか。昼食風景を拝見−。

◆カロリーに気使う

選挙カーで手早く昼食を済ませる吉川さん=津市で

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 自民現職の吉川有美さんは、陣営が用意した弁当を街宣車や事務所で食べることが多い。津市で活動した日は、津ぎょうざ入り。唐揚げは衣をはがし、カロリーに気を使う。

 普段は「時間がないと、お昼はおにぎりとバナナだけが多い。一番早く食べられるから」と話す。運動員の分と一緒に弁当が用意されるため、普段よりちゃんと食べているという。

 それでも、秘書らと打ち合わせしながら食べていると、次々に戦術や疑問が浮かぶ。会話は途切れず、この日は次の演説が迫って食べきれなかった。空腹を防ぐため、かばんに入れたチョコをときどき食べる。それ以上に「少々の空腹は、気合で乗り切ります」と笑顔だった。

 (森耕一)

◆好物貝のしぐれ煮

移動中の車内でしぐれ煮弁当を食べる芳野さん=桑名市で

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 野党統一候補で無所属新人の芳野正英さんは「嫌いな食べ物はない」。選対スタッフが用意する昼の弁当は残さず平らげる。朝から夜まで集会や街頭演説を繰り返す中、食事の時間さえ惜しく、移動中の車内で済ませることも多い。

 大好物は桑名市名産の貝のしぐれ煮。選挙期間中も朝食で食べている。子どものころに遠足のおにぎりの具に必ず入れてもらい、故郷から離れた学生時代も実家から送ってもらった。

 車内でしぐれ煮弁当を食べた日、慣れ親しんだ味を語った。「これさえあれば米を何杯でも食べられる。楽しかったこと、苦しかったこと、いろいろな思い出が詰まっている」。十分ほどで食べ終え、あいさつ回りに戻っていった。

 (鈴鹿雄大)

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