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石川

最後の日曜 各地で訴え

2019年7月15日

 参院選は21日の投開票まで残り1週間。最後の日曜日となった14日、石川選挙区(改選数一)の候補者たちは住宅地や市街地に繰り出し、舌戦を繰り広げた。自民現職は首長や地方議員と足並みをそろえ、野党統一候補の国民民主新人は野党各党の代表者らと結束をアピールした。(参院選取材班)

山田修路さん [内灘の課題解消に意欲]

地元の県議や町議とともに支持を呼びかける山田修路さん(手前)=内灘町の大根布公民館で

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 自民現職の山田修路さん(65)は内灘町から遊説を始めた。大根布公民館では住民ら百五十人を前に「金沢を訪れた観光客にどうやって来てもらうか。駅周辺の整備、アクセス改善などさまざまな課題がある」と指摘。河北潟周辺の農地防災事業をはじめ、農業振興やインフラ整備など地域課題の解消にも意欲をみせた。

 連日の遊説では組織力をフル活用し、県や市町との連携を強調。地元の首長や県議、市町議らもマイクを握る。比例代表の自民現職宮本周司さん(48)とも足並みをそろえ、投票率向上に向け相乗効果を狙う。

田辺 徹さん 「老後資金で政権に疑問」

街頭演説で田辺徹さん(中)を囲む野党4党の代表ら=金沢市の武蔵町で

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 国民民主新人の田辺徹さん(58)は、共産、社民など野党四党の県議や市議、市民連合の幹部らとともに、金沢市武蔵町の交差点で街頭演説に臨んだ。

 金融庁の審議会が報告した老後資金二千万円の問題に触れ、「二千万円なくても暮らせる社会をつくるのが政府の仕事だ」と安倍政権の姿勢に疑問を投げかけた。地方創生については「地方はほとんどが中小企業なのに、(賃上げの)補助はすずめの涙」と、施策が進んでいないと訴えた。最後は野党各党の県連代表らとガンバローを三唱。あらためて共闘をみせつけた。

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