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石川

与野党 金沢で舌戦 立候補予定者ら支援求める

2019年7月1日

(右)連立政権の安定を訴える自民党の佐々木紀県連会長「中」ら(左)国民民主党県連への支持を求める一川政之代表「左」ら=いずれも金沢市内で

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 参院選の公示(七月四日)前最後の日曜となった三十日、与野党関係者が金沢市中心部で街頭演説を行い、火花を散らした。

 自民党と公明党は、観光客らが行き交う同市武蔵町で合同で街頭演説し、立候補を予定する自民現職の山田修路氏(65)=石川選挙区=と、公明現職の新妻秀規氏(48)=比例代表=がそろって支援を求めた。

 公明党参院会長の魚住裕一郎参院議員、自民党青年局長で県連会長の佐々木紀衆院議員も駆け付け、間もなく二十年を迎える自公連立の安定感を強調。山田氏は「多くの支援が自公連立政権の政策遂行の力を深めていく」と力を込めた。一方、新妻氏は政権が掲げる「全世代型社会保障」の柱でもある幼保や大学の無償化に言及。「光を当てなければ少子化を突破することはできない」と訴え、関連法案に反対した立憲民主や共産を批判した。

 国民民主党県連も、社民党県連とともに同じ場所で街頭演説を行った。

 野党統一候補として立候補を予定する国民民主新人の田辺徹氏(58)は「安倍首相がやりたいことを強行採決し、反対意見を尊重しない」と与党を批判。過疎化や高齢化、都会との賃金格差解消などを課題に挙げ「お金持ちがさらにお金持ちになるアベノミクスより、庶民の財布を豊かにするヒトノミクスだ」と訴えた。

 一川政之県連代表や社民党県連の盛本芳久代表、連合石川の幹部らもマイクを握り、支援を求めた。

 このほか、幸福実現党の松島弘典幹事長兼選対委員長と宮元智県本部統括支部長も金沢駅前で街頭演説した。 (田嶋豊、伊藤隆平)

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