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岐阜

有権者・私の願い 地域経済の活性化・働く場創出・子育て支援を

2019年7月22日

 年金問題や消費税増税の是非、安倍政権の評価などが争点となった参院選。県内には他にもさまざまな課題がある。各地の有権者は一票に何を託したのか。

 「地域でお金が回るようにしてほしい」と訴えるのは、大垣市禾森の会社員川瀬雅也さん(45)。衰退が目立つ地域経済の活性化を政治に求める。大垣駅前では再開発が進むが「市外に出て行く若者も多い」とも。「政治には、魅力あるまちづくりが進むように支援してほしい」と望む。

 中津川市蛭川の電話工事業板津圭吾さん(40)は、リニア中央新幹線の開業を見据えた地域活性化を願う。「地元の魅力を掘り起こして集客するような仕組みが必要」と訴え、「中小企業も町を盛り上げようとしている。私たちの意見を吸い上げてくれる人を国会に送りたい」と話した。

 美濃市安毛の主婦高橋貴子さん(63)は「人口減が心配」と憂い、「もっと地方に目を向けた予算を」と訴える。「地域が一つにまとまり楽しく暮らせる元気なまちになれば、魅力を感じて住みたいと思う人も増えるのではないでしょうか」

 高山市新宮町の無職松山利夫さん(70)は「若者も高齢者も働くことができる職場を確保し、地域活性化につなげてほしい」と訴える。「周りにはまだ働ける高齢者は多い」といい、経験を生かして働ける場の創出を促す政策を求める。

 「子育て支援に力を入れて」と訴えるのは育児休業中の大垣市東前、岸田麻容さん(33)。休業前は保育士として働いており、女性が輝く国にするためにも、子どもを安心して預けられる環境整備が重要と考える。「保育料無償化も大事だが、保育士の待遇改善にも目を向けてほしい。保育園の数や保育士の人数を増やすことも必要」と訴えた。

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