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岐阜

自公の組織力、盤石 大野さん「安心安全な故郷に」

2019年7月22日

当選が確実となり、歓喜する大野さん=岐阜市で

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 大野さんは、午後八時にテレビで早々に「当選確実」と流れると、岐阜市薮田南の事務所に姿を見せた。「皆さんの力の結集がこの結果を生んだ。岐阜県を安心安全で命を重ねていける故郷にしていきたい」と、日焼けした顔をほころばせた。

 詰め掛けた支援者ら約三百人の熱気に包まれ、「バンザイ」と両手を振り上げた大野さん。十七日間の選挙戦で、政権に対する有権者からの反応が「前回の選挙以上に良かった」と振り返った。一方で「政権の全てがマルではない。短い時間でしっかり説明するというのは、足りなかった」とも述べた。

 事務所には、県選出のほとんどの党国会議員が駆け付け、結束を示した。選対本部長の野田聖子衆院議員は「政治の安定を望む強い意志、六年間の大野さんの足跡が相まって素晴らしい選挙をしていただいた」とあいさつした。

 陣営は、大野さんの六年前の得票数五十万票を上回ることを目標に掲げ、事務所では連日、党支部や業界団体の集会を開いた。「選挙区は自民、比例は公明」と呼び掛け、公明党県本部と築いた協力態勢も揺るがなかった。

 選対委員長の村下貴夫県議は取材に「総力を挙げた選挙だった。大野候補の六年間の地道な活動が伝わった結果だろう。有権者も自公政権の継続を望んだのだと思う」と語った。

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