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岐阜

21日投開票、最後の訴え

2019年7月20日

支援者らとともに気勢を上げる候補者(中央)=県内で

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 参院選は二十一日、投開票される。岐阜選挙区(改選数一)の候補者は、防災や年金問題などを争点に、最後の訴えに全力を挙げている。

 自民現職の大野泰正さん(60)=公明推薦=は十九日夜、羽島市で個人演説会を開いた。約五百人を前に、前日の大雨に触れながら「いつ何時、何が起こるか分からない。皆さんが安心できるよう、国土強靱(きょうじん)化を三年間かけてやっていく」と訴えた。

 旧民主党中心の政権を「何も決められなかった」と批判。「責任政党として、声を聞く力が自公にはある。一つ一つが法案に反映されている。皆さんと一緒に、元気な日本をつくっていきたい」と呼び掛けた。

 立憲民主新人で野党統一候補の梅村慎一さん(48)=国民民主支持=は十八日夜、大垣市で総決起集会を開き、約五百人の支持者に向け「弱肉強食がはびこってしまっているいまの社会。見過ごすことができない」と声を張り上げた。

 安倍政権が老後資金二千万円問題で報告書を受け取らなかったことについて「無責任な態度は許せない」と批判。「アベノミクスで格差が拡大した。親が貧乏なら子ども、孫も貧乏でいいのか。貧困の連鎖を防ぎたい」と力を込めた。

 岐阜選挙区には、諸派新人の坂本雅彦さん(47)も立候補している。

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