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岐阜

候補者の主張どう伝えた 岐阜大生が新聞や政見放送分析

2019年7月14日

新聞やインターネットでの情報発信を比較する学生たち=岐阜大で

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 「メディアは政治をどのように描くのか」をテーマに、岐阜大教育学部で社会科教育を学ぶ学生たちが十一日、同大キャンパスで、参院選岐阜選挙区の三人の候補者の主張を、新聞やテレビがどう伝えているのか分析する催しを開いた。

 有志の十四人が参加。候補者の第一声をまとめた公示日翌日の新聞五紙や、各候補の政見放送、主張の発信に使っているインターネット上の映像などを集め、「社会保障や子どもの教育を看板政策にしている」「個人の尊厳を重視している」などと二人一組になり、分析をした。

 その上で、候補の魅力度や政策の実現可能性について討議。「政治家でなくても言えることが多い」「どんな社会にしたいのか分からない」など厳しい意見も出た。

 教育学部三年で、学生有志で啓発活動に取り組んでいる「県若者の選挙意識を高める会」代表の名畑慧大さん(21)は「同じ公示日の紙面でも、人によってとらえ方が違った。投票するかしないかも含めて、投票先の参考になれば」と話していた。

 (高橋貴仁)

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