急速に進む少子高齢化への対策、激動する国際情勢の中で国益を守る、強い経済をつくる、地方創生、災害に強い国づくり、全ての世代が安心できる社会保障の実現などさまざまな政治課題を克服するため、この選挙に勝利することは、わが党の国家と国民に対する責務です。自民党ならびにわが党候補へ、皆さまのご支援とご協力を心からお願い申し上げます。

　参院選は人口減少・少子高齢化の諸課題を乗り越えるため、自公連立による安定した政治か、それとも野党による混乱の政治かを問う選挙であることを訴えたい。さらに公明党は「小さな声を、聴く力」を掲げ、百万人訪問・調査運動で寄せられた声を政策に反映し、幼児教育・保育の無償化や、私立高校の授業料無償化など多くの実績をあげたことも訴えたい。

　今回は野党が統一して自公の安倍長期政権との戦いです。安倍政権は外交・内政とも失敗しています。北朝鮮拉致や北方領土返還問題は一ミリも進展せず、参院選後には米国農畜産物の輸入関税引き下げで日本の農畜産業は大打撃です。子育て、介護、医療、年金、消費税など国民生活はますます厳しくなっています。このような課題を訴え安倍政権と対峙（たいじ）します。

　「家計第一」を掲げ全力で戦います。経済を良くするにはバランスが重要です。アベノミクスの最大の弱点は家計消費が伸びないこと。年金だけでは満足な生活ができないと政府も認めました。一番大切なのは家計を豊かにすることです。可処分所得を増やし、消費を拡大できる政策に転換します。これが、私たちの目指す「家計第一の経済政策」です。ご支援ください。

　選挙区では野党統一候補の勝利のために、野党三党と市民団体と力を合わせます。比例では七人以上の当選を目指し、県内は十三万票以上の目標に向けて戦います。「減らない年金」、最低賃金千五百円実現など「暮らしに希望を−三つの提案」を、消費税によらない財源の裏付けも明確にして訴え抜きます。野党共闘の勝利と共産党の躍進で安倍政治にサヨナラを！

　「護憲の党」として、憲法理念の実現と生かすことを、しっかり訴えていく。改憲派を三分の二割れにするため、三十二選挙区の一人区、岐阜選挙区の統一候補の必勝に向け全力を挙げます。社民党のスローガンとして、社会を底上げする経済政策、平和と平等の共生社会、脱原発で持続可能なエネルギー社会をつくります。十月からの消費税１０％引き上げに反対します。