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岐阜

自民VS野党、過去の選挙では

2019年7月4日

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 岐阜選挙区は、二〇一六年の前回に続き、自公の連立与党と野党候補が一騎打ちで対決する構図となりそうだ。ただ、近年の国政選挙の結果を見ると、県内では、野党候補の票を合計しても自民に及ばないケースが続いている。

 衆参両院の選挙区では、自民が政権復帰した一二年の衆院選以降、五回の国政選挙で全勝。県内の総得票は軒並み五十万票を超えている。

 参院選では、自民候補が一三、一六年と二回続けて大差勝ち。共産が独自候補を擁立せず、事実上の与野党一騎打ちとなった一六年も自民が野党候補に十四万票差で圧勝した。

 旧民進党が分裂した一七年の衆院選は共産を含めた野党共闘が成立せず、与野党の得票差は約十八万票に広がった。

 一方、衆参とも、比例代表は与野党の得票差が選挙区より縮小する傾向にある。過去三回の衆院選は、自公と主要野党の合計得票が伯仲。一七年の衆院選は、安倍政権に是々非々の立場を取る日本維新の会が得た票を除いても、野党側が自公を上回った。結果は、野党共闘の真価が問われるとともに、与野党の党勢を占う試金石ともいえる。

(杉浦正至)

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