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岐阜

立候補予定者、早くも全力疾走

2019年7月1日

 四日に公示される参院選で、三十日は公示直前の日曜日。岐阜選挙区(改選数一)で立候補を予定する現職と新人は、県内各地を回って集会や街頭演説に参加するなど、早くも全力疾走となった。

 自民現職の大野泰正さん(60)は山県市の同党県議、恩田佳幸さんの県政報告会に出席した。「(東海環状道の)高富インターがもうすぐ開通し、山県の夢が開ける。さらに大きな仕事を恩田さんに申し付けてほしい。恩田さんから言われたことは、皆さんから言われたことと思ってしっかり受け止める」とあいさつ。

 「私も来週から選挙。山県にルーツを持つ大野伴睦以来のしっかりとした流れを、私もつくっていきたい」と締めくくった。その後、高山市であった党支部の会合のほか、岐阜市や美濃加茂市の会合をはしごした。

 立憲民主新人で野党統一候補となる梅村慎一さん(48)は関市で集会に出席。夕方には立民、国民民主、共産、社民の四党と市民団体でつくる「ピースハートぎふ」が名鉄岐阜駅前で開いた街頭演説会に参加した。

 四党の県組織幹部と肩を並べ「今の政治を次世代に引き渡すことはできない。景気が良くなったというが、実感はない。有効求人倍率が上がったといっても非正規ばかり増えた」と安倍政権を批判。「保育の質の向上」や「待機児童ゼロの実現」など、自らの政策や護憲の立場を訴えた。岐阜市内の集会にも参加した。

 岐阜選挙区では、他に政治団体「NHKから国民を守る党」の新人坂本雅彦さん(47)も出馬を予定する。

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