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岐阜

野党、立民・梅村さんに一本化 岐阜選挙区で合意

2019年5月30日

 立憲民主党など野党五党派が二十九日、参院選の改選一人区について計三十選挙区の候補者一本化に合意した。岐阜選挙区は、立民県連副代表の梅村慎一さん(48)が野党統一候補となり、自民現職で再選を目指す大野泰正さん(59)との一騎打ちとなる構図が固まった。

 共産党県委員会は同日、岐阜選挙区での立候補を表明していた高木光弘さん(59)の擁立を取り下げた。松岡清委員長は「安倍政権を打倒するという点で一致した野党共闘だ。政権交代への展望を示したい。梅村さんを全力で応援したい」と話した。

 立民と国民民主党、連合岐阜の三者は昨年十二月、立民公認の梅村さんを統一候補とすることで合意。今月二十二日に初めての選挙対策会議を開き、選挙に向けた態勢づくりを始めていた。梅村さんは「ようやく一対一の構図が実現した。幅広い方に応援してもらえるように頑張りたい」と話した。

 一方、大野さんは国会開会中の今月もこまめに地元入りし、催しや業界団体の会合に精力的に顔を出している。二十五、二十六日、推薦を受ける公明の街頭演説に参加し、同党の比例候補予定者と並んで連携をアピールした。

 六月二十三日に、事務所開きを予定している。自民県連も六月一日、選挙対策会議を開き、大野さんの支援体制を整える。幹事長の村下貴夫県議は「相手がはっきりし、戦略を練りやすくなる。県内全域で相手候補に勝ちたい」と話した。

(長崎高大、杉浦正至)

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