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福井

滝波さん、各世代で6割超 本紙出口調査

2019年7月22日

 中日新聞社は二十一日、県内十八カ所の投票所で七百六十四人を対象に参院選の出口調査を実施した。各世代とも自民現職の滝波宏文さんが六割以上の支持を集め、他の二候補を圧倒した。

 調査結果によると、滝波さんは自民支持層の87%、公明支持層の60%を固め、支持政党なし層からも49%を集めた。一方、共産新人の山田和雄さんは野党統一候補として立候補したものの、立憲民主の支持層からの投票は74%、国民民主支持層からは46%にとどまった。

 政府が十月に消費税を引き上げることに反対する人は、賛成を上回る全体の四割超だったが、そのうち56%が滝波さんに投票。消費税引き上げに反対していた山田さんは36%にとどまった。重視した政策を「年金」とした人が最も多く、続く「消費税増税への対応」を26ポイント超上回っており、消費税増税は大きな争点にはならなかったとみられる。重視した政策は他に「介護など高齢者福祉」と「教育・子育て」が続いた。

 諸派新人で政治団体「NHKから国民を守る党」の嶋谷昌美さんは、各世代とも支持が15%未満にとどまり、苦戦した。

 (片岡典子)

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