山田さん、共闘実らず「真剣さは伝えられた」
2019年7月22日
支援者への感謝を述べる山田さん(右)=福井市二の宮5で |
山田さんは午後八時すぎ、落選を受けて福井市二の宮五の事務所で「有権者、一緒に闘ってくれた人たちに感謝」と語り、駆け付けた立憲民主党の野田富久県連代表と握手した。
全国三十二の改選一人区で唯一、共産公認の野党統一候補となり、全国的にも注目の選挙区となった。志位和夫委員長や立民の枝野幸男代表らが応援演説に入り、福井選挙区で立候補した過去三回より大幅に得票を伸ばしたが、支持政党なし層などに浸透しきれなかった。
選挙戦で訴え続けた年金問題や消費増税の中止、原発ゼロには、聴衆からこれまでにない好感触もあったという。「野党共闘の真剣さを全国へ伝えられた」と力を込めた。
(今井智文)