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福井

投票率は過去最低47・64%

2019年7月22日

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 福井選挙区の投票率は47・64%で、二〇一六年の前回から8・86ポイント減と大きく落ち込んだ。一三年の前々回、前回とも50%台と低水準が続いていたが、ついに50%を割り込んだ。県内では、衆院選を含めた国政選挙で過去最低。

 十七日間の選挙戦では公的年金への不安や憲法改正、消費税増税の是非が争点となり、安倍政権六年半の政治姿勢も問われたが、有権者の関心は低調に終わったとみられる。

 全市町で前回を下回り、市全体では8・89ポイント減の46・41%、町全体は8・43ポイント減の56・20%。大票田の福井市は44・49%で、市町別では鯖江市(42・27%)に次いで二番目の低さ。越前町と鯖江市、南越前町では10ポイント以上減った。

 県内の参院選投票率は、衆院との同日選となった一九八〇(昭和五十五)年に過去最高の85・39%を記録して以降は低下傾向。今回と同様に統一地方選の直後だった九五年には53・02%にまで落ち込んだ。

 二〇一六年は国政選に十八歳選挙権が初めて導入されたことや野党統一候補が自民現職に挑む構図となったことで一三年比2・72ポイント増の56・50%とやや持ち直したが、抜本的な改善には至らなかった。

 (北原愛)

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