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福井

枝野氏、野党統一候補の共産新人応援

2019年7月11日

共産党新人の集会に参加し、同党の小池書記局長(右)と握手を交わす立憲民主党の枝野代表=10日午後、福井市で(一部画像処理)

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 立憲民主党の枝野幸男代表は10日、福井市で、参院選福井選挙区(改選数1)で野党統一候補になった共産党の新人の個人演説会に出席、「1人区の戦いで大きな成果を上げ、まっとうな参議院をつくりたい」と訴え、支援を呼び掛けた。共産党の小池晃書記局長も参加した。

 福井選挙区は全国32の改選1人区で唯一、野党が共産公認候補に候補者を一本化した。これに対し、野党共闘を批判する安倍晋三首相は、公示前のテレビ局の党首討論会などで「もし枝野さんが福井県民なら共産党の候補者に投票するのか」と挑発。枝野氏が「私なら野党統一候補に投票する」と応戦する一幕があった。枝野氏は、共産党の演説会に出席することで野党の結束をアピールした形だ。

 演説会で枝野氏は「共産候補の応援のマイクを持つことになるとは思っていなかったが、安倍首相から挑発された」とし、「野党が政策を競い合う土俵であるはずの憲法が壊されている。憲法を守るために協力するのは当たり前だ」と訴えた。

 小池氏は「枝野氏がスピーチした歴史的な演説会だ」と強調。「新しい時代を切り開くために、共産党が中心になって共闘をさらに進めよう」と呼び掛けた。 

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