「リニアへ環境整備」自民酒井さん、トップ当選
2019年7月22日
花束を手に万歳する酒井さん=名古屋市中区で |
自民現職の酒井庸行さんは午後八時すぎ、名古屋市中区の事務所で支援者と握手を繰り返し「日本のため、愛知のため、課題を受け止めて前に進んでいきたい」と決意を語った。
選挙戦では、県内に張り巡らせた党地方議員らのネットワークをフル活用。山間部、離島を含む全域に足を運び、百〜二百人ほどの支援者らを集めた個人演説会を連日、複数の会場で開催。企業、団体へのあいさつ回りを重視し、自民支持層の票を固めた。
演説でも山間地の人口減少など地域の課題に言及。知多、渥美両半島を橋で結ぶ愛知メガリング構想を掲げ「成長し続ける日本、愛知でなければならない」と経済の活性化を訴えた。野党批判は応援に入った党幹部らに任せ、「ムーミンパパ」の愛称を持つ実直な人柄も浸透させた。
選挙戦で「二期目は行動し、実行する」と繰り返してきた。喜びに浸りながら「二〇二七年のリニア中央新幹線の開業に向け、環境を整えていかなければならない」と気を引き締めた。