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愛知

各候補、最後まで熱く あす未明に大勢判明

2019年7月21日

 参院選は二十一日、投開票される。十二人による乱戦となった愛知選挙区(改選数四)の候補者たちは選挙戦最終日の二十日、名古屋市などの街頭で最後の訴えに声をからした。投票は離島など一部を除き、午前七時から午後八時まで、県内千六百八十九カ所で実施される。開票は午後九時ごろから順次始まり、選挙区の大勢は二十一日夜から二十二日未明に判明する見通し。 (参院選取材班)

 公明党新人の安江伸夫さんは出身地の名古屋市北区の街頭で「年金や憲法の問題で不安をあおる人たちがいる。希望を示すのが政治家の使命。最年少候補として、愛知の未来のため尽くす」と力を込めた。斉藤鉄夫幹事長も応援に入った。

 国民民主党現職の大塚耕平さんは、名古屋・栄で「日本には正直な政治、偏らない政治、現実的な政治が欠けている。扱い方を間違えると民主主義からモンスターが生まれる」と強調。玉木雄一郎代表らと安倍政権の危うさを訴えた。

 共産党新人の須山初美さんは名古屋市内で街頭演説を重ねた。「希望」などの花言葉があるガーベラを掲げて練り歩き「首相のお友達や強者だけが笑う今の政治を安定させていいはずがない。何としても議席へはい上がる」と叫んだ。

 最低賃金の時給千五百円への引き上げを訴えてきた社民党新人の平山良平さんは、名古屋駅西口でマイクを握った。「一日八時間働き、二十日で二十四万円。若者が結婚できる時給千五百円を実現しましょう」と力を込めた。

 日本維新の会新人の岬麻紀さんは、減税日本の河村たかし名古屋市長と名駅や大須などで街頭演説。栄では「本人」の旗を立てた自転車を押して歩き「真面目に、地道にしっかりと働いていくことが本物の政治、本物の改革」と強調した。

 自民党現職の酒井庸行さんは、名古屋・栄で「若い人の夢、希望をかなえるために自民党は頑張っていく。選挙に行ってください」と演説。ラップ音楽のリズムに合わせて青いタオルを振り回しながら支援者らと繁華街を練り歩いた。

 立憲民主党新人の田島麻衣子さんは名古屋市中心部を回り「お父さんは恋人を誘って投票にと言う感覚が少子化問題に歯止めのかからない大きな原因」と自民の体質を批判。「誰がやっても同じという考えは違うと証明する」と訴えた。

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