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愛知

高校、大学に期日前投票所 東海市、1日ずつ時間限定

2019年7月6日

期日前投票する高校生=東海商業高で

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 二十一日投開票の参院選で、東海市は、市内の高校全三校と大学の全二校で、それぞれ一日ずつ時間限定の期日前投票所を設ける。市によると、国政選挙で高校に設置するのは、県内で初めてという。

 若い世代の選挙への関心を高めてもらう狙いで、高校生に加えて市内の有権者も投票できる。

 一校目の東海商業高では五日、生徒らが会議室に設けられた投票所で票を投じた。ともに初めての投票という谷川香澄さん(18)は「いつもの学校と違う厳かな雰囲気があった。自分の一票が社会、政治に貢献できたらいい」、長輝将さん(18)も「高校で投票できるのはすごいいいこと。身近に感じた。自分たちのことを考えてくれる人という基準で投票した」と話した。

 このほか、時間限定の期日前投票所は、八日午前十一時〜午後一時に星城大、九日午後三時半〜五時半に横須賀高、十日午前十時半〜午後一時に日本福祉大東海キャンパス、十二日午後一〜二時に東海南高で設置される。

 これまで出先の期日前投票所では、訪れた人が投票済みかどうかの確認は有線回線で本庁などの選挙人名簿と照らし合わせる必要があった。昨年十二月の総務省の通達で、暗号化された無線の専用回線を活用できることになったため、複数の場所で時間限定の期日前投票を開きやすくなった。

 東海市ではほかに、東海市役所で五〜二十日、市芸術劇場で十五〜二十日に期日前投票ができる。

 (福本英司)

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