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愛知

立候補予定9人が政策訴え 名古屋で討論会

2019年7月2日

討論会で政策や主張を述べる立候補予定者ら=名古屋市北区の愛知学院大名城公園キャンパスで

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 四日公示、二十一日投開票の参院選に向け、愛知選挙区(改選数四)の立候補予定者を招いた討論会が一日、名古屋市北区の愛知学院大名城公園キャンパスであり、参加した九人がそれぞれの政策を訴えた。

 減税日本の公認も受ける日本維新の会新人岬麻紀さん(50)は公約に掲げる「常勤スクールカウンセラーの全国標準設置」を主張。さらに減税により可処分所得を増やし、経済を活性化させると訴えた。

 社民党新人平山良平さん(71)は「低賃金を押しつけられ、若者は結婚できない。人口減少になるのは当たり前だ」と強調。最低賃金の時給千五百円への引き上げで「不幸の連鎖をなくす」と述べた。

 立憲民主党新人田島麻衣子さん(42)は、国連職員として培った「現場主義」を掲げ「即戦力としてお役に立ちたい」と宣言。「長期政権のおごりが見える」と安倍政権を批判した。

 共産党新人須山初美さん(40)は、老後に二千万円が必要とした金融庁金融審議会の報告書問題に「怒りの声が上がっている」と指摘。賃上げや正社員化で年金財源を豊かにし「安心して暮らせるように社会保障を充実させる」と主張した。

 国民民主党現職大塚耕平さん(59)は「安倍政権はおごって民主主義を破壊する行為を行っている」と批判。消費税増税には「前回の増税時より景気が悪い」などの理由で反対の考えを示した。

 政治団体「NHKから国民を守る党」から出馬する新人末永友香梨さん(37)、諸派新人の古川均さん(65)と橋本勉さん(65)、無所属新人石井均さん(54)も参加。自民党現職酒井庸行さん(67)と公明党新人安江伸夫さん(32)は欠席した。討論会は名古屋青年会議所が主催した。

(安藤孝憲、立石智保)

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