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愛知

岬氏、届け出「維新」に 諸派扱いの「減税」回避

2019年6月25日

 夏の参院選愛知選挙区(改選数四)に向けて、河村たかし名古屋市長率いる減税日本と、日本維新の会が擁立した新人のフリーアナウンサー岬麻紀氏(50)が二十四日、所属党派を「維新」として、愛知県選挙管理委員会の事前審査を終えた。三年前の参院選では「減税」の旗印にこだわった河村氏だが、国政政党の候補として選挙を有利に進めたい維新の意向を受け入れた。

 減税は現在、国会議員を擁しておらず、届け出を減税とすれば選挙報道で「諸派」と扱われることが多く、政見放送などで制約がある。また、今春の統一地方選で両党が互いの公認候補を推薦し合う協力をしたことや、岬氏を河村氏に紹介したのが維新の参院議員だったことなどから、河村氏も最終的に納得した。

 河村氏と維新代表の松井一郎大阪市長は二十三日夕、名古屋駅前で報道陣に対応。届け出政党の方針変更について松井市長は「届け出は維新だが、減税とは対等な立場だ」と強調した。

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