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愛知

与野党党首級、続々愛知入り

2019年6月16日

 夏の参院選を前に、与野党の党首級が相次いで愛知県入りしている。国会が終盤を迎える中、愛知選挙区(改選数四)の立候補予定者とともに街頭に立ち、舌戦が熱を帯び始めた。

 立憲民主党の蓮舫副代表は十五日午後、名古屋・栄で街頭演説。「与党の審議拒否が続いている。なるべく静かに、問題を起こさず国会を閉じて選挙に臨もうという姿勢は絶対にあってはいけない」と声を張り上げた。老後の生活費が二千万円不足するとした金融庁の審議会報告書問題を挙げ、政権を批判した。

 立民は八日も枝野幸男代表が名古屋入り。記者団の取材に「愛知でしっかりと立憲の輪を広げていかないと全国的に広げていくことは難しい」と語った。

 十五日は共産党の志位和夫委員長もJR名古屋駅前でマイクを握り「市民と野党の共闘で安倍政治を終わらせる選挙にしよう」と訴えた。志位氏も金融庁の報告書に触れ「今になって年金に頼るなというのは詐欺同然だ」と強調。全国の一人区で野党候補の一本化がされたことで「自公を少数に追い込み、連合政権も実現できる」と主張した。

 一方、与党側も公明党の山口那津男代表が九日に来県。名古屋市と東海市で「政治の安定と課題解決に向け、公明と自民が手を携え、勝ち抜かなければならない」と呼び掛けた。七月には自民幹部も名古屋入りする予定だ。

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