夏の参院選愛知選挙区（改選数四）に立候補を予定する自民党現職の酒井庸行さん（６７）の事務所開きが一日、名古屋市中区平和一であった。

　酒井さんは「この六年間、経済、福祉、環境、農林水産など幅広い分野で課題と向き合ってきた。培った経験を今後も生かさせていただきたい」と決意表明。党政調副会長などの要職を担っていることを強調し「五十年、百年先の未来を起点に、今やるべきことを考えていく」と訴えた。

　推薦団体を代表する立場であいさつした県医師連盟の柵木充明委員長は「消費税は予定通り１０％に上げてもらい、国民が安心できるよう、社会保障を充実させてほしい」と求めた。大村秀章知事も駆け付け「国政との太いパイプを担ってくれている」と述べた。

　愛知選挙区には他に、国民民主党の現職と立憲民主党などの新人五人が出馬を予定している。

（安藤孝憲）