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愛知

立民・田島さん、共産・須山さんが事務所開き

2019年5月19日

 夏の参院選愛知選挙区(改選数四)に立候補する立憲民主党新人の田島麻衣子さん(42)と共産党新人の須山初美さん(40)の事務所開きが十八日、それぞれ名古屋市であった。

 元国連職員の田島さんはあいさつで、アフリカの難民キャンプでの支援活動に触れ「大きなものを現場から学ばせてもらった。ひとりひとりの声が国政に反映されるよう、必ず勝つと思って頑張っていく」と支援を呼び掛けた。

 東区葵二の事務所前には、連合愛知や立民県連の国会議員らが集結。駆け付けた福山哲郎幹事長は「どんなに遠く離れた途上国にも頑張っている日本人がいる。その一人が田島さん」と紹介。衆参同日選の可能性にも触れ「新しい政治を立憲民主党とつくるんだと、衆参挙げてのお力添えをお願いする」と述べた。

 須山さんは中区新栄三での事務所開きで「貧困や格差に苦しむ人が諦めなくていい社会をつくりたい。政治は変えられるという希望を伝える選挙としたい」と決意表明。大手広告会社の下請けのデザイナーとして長時間労働も経験した立場から「若い人が使いつぶされている現実がある。セクハラ、パワハラの撲滅にも力を入れる」と述べ、消費税増税の中止も訴えた。

 共産党県委員会の岩中正巳委員長は「比例でも県内得票四十三万票を目指して全力で戦い抜く」と強調。参院選比例代表に立候補する井上哲士党参院国対委員長らも決意を述べた。

 愛知選挙区にはこのほか、自民、国民民主の現職二人と公明などの新人二人が出馬を予定している。

(中崎裕、安藤孝憲)

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