二十一日に告示された舟橋村議選は、前回に続き無投票で村議八人が決まった。内訳は、無所属現職三（うち自民推薦二）、自民現職二、無所属新人二、共産新人一。共産は同村議会で初の議席獲得となった。

　無所属新人の吉川孝弘さん（５４）は、初当選が決まると、事務所に集まった約四十人の支援者と笑顔で握手を交わした。「子育てしやすい環境づくりや商業施設の整備に力を入れ、村民一人一人の笑顔が見られる村にしたい」と意気込んだ。

　共産は一九七九年以来三十六年ぶりの候補者擁立だった。当選した同党新人の田村馨さん（４３）は「無投票なので、村民の信任を得たわけではない。雇用問題や議会中継の実現などの公約に地道に取り組みたい」と気を引き締めた。　（杉原雄介）