富山

県議選 あす投開票8選挙区31議席に40人

2015年4月11日

 第十八回統一地方選の前半戦となる十道県知事選と五政令市長選、四十一道府県議選、十七政令市議選が十二日に投開票される。富山県議選(定数四〇)は、無投票当選の五選挙区九人を除き、八選挙区三十一議席を争う四十人に審判が下される。当選者の顔触れは、十三日午前零時前には確定する見込み。各候補とも集票へ、最後の追い込みに入っている。

 無投票当選者を除く立候補者四十人の内訳は、現職二十八人、新人十二人。党派別では、自民二十三人、共産四人、社民三人、民主二人、公明一人。無所属は七人で、うち民主、維新、生活の三党推薦が一人。無投票当選者九人のうち、八人が現職、一人が新人で、九人とも自民。

 改選前の党派別勢力では、最大会派の自民が三十議席、民主、社民が各三議席、公明、共産が各一議席、無所属二議席。自民は公認三十二人全員の当選を目指し、共産も三議席増を狙う。民主(推薦含む)、公明、社民は現有議席死守を目指す。来夏に控える参院選をにらみ、各党がしのぎを削る。

 氷見市(定数二)では、現職と新人を擁立して二議席独占を狙う自民と、社民現職の計三候補が激しく競り合っている。市長選からの火種が残る滑川市(定数一)は、自民現職と無所属新人による一騎打ちが過熱している。二人が落選する富山市第一(定数一一)では現職十人に新人三人が挑み、高岡市(定数七)、射水市(定数三)、富山市第二(同)、黒部市(定数二)、下新川郡(同)はいずれも定数一人超の少数激戦。いずれもデッドヒートを展開している。(統一地方選取材班)