富山

統一選「守りの選挙」民主・枝野幹事長が来県

2015年3月23日

JA富山中央会の関係者と意見交換する民主党の枝野幸男幹事長=県農協会館で

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 民主党の枝野幸男幹事長が二十二日、農業政策についてJA富山中央会の穴田甚朗会長らと富山市新総曲輪の県農協会館で意見交換した。

 冒頭、枝野氏が「一次産業は経済原理だけで考えてはいけない。社会的役割をしっかり捉えた政策をつくることが大事」と述べた。穴田会長も「農政がころころ変わり農業者は翻弄(ほんろう)されてきた。十年、二十年先の日本の農業についてどう考えているか聞かせてもらいたい」と応じた。この後は非公開だった。

 意見交換後、取材に応じた枝野氏は、四月の統一地方選の県内情勢について「党が厳しい中でも地域で旗を掲げてきた仲間をしっかりと守っていく。今回は守りの選挙」との認識を示した。

 枝野氏の来県は、党共生社会創造本部の活動で全国の林業や漁業、過疎地の子育て支援、介護の現場を回る一環。この日は砺波市の小水力発電施設・安川発電所や高岡市の地域農業施設・アグリピア高岡も視察した。 (青木孝行)