滋賀

湖国担う代表120人決まる3市町で投票率最低に

2015年4月27日

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 統一地方選後半戦は二十六日、県内でも豊郷町長選と同町議補選、大津、彦根、近江八幡、栗東の四市議選、日野町議選が投開票され、地方政治を担う首長一人と市町議百十九人が決まった。唯一の首長選だった豊郷町長選は無所属現職の伊藤定勉さん(67)が新人二人を退け三選。いずれも八年ぶりの選挙戦となった栗東市議選と日野町議選は投票率が過去最低に終わり、大津市議選も過去最低を更新した。

 各選挙の投票率を見ると、豊郷町長選は選挙戦となった八年前を1・84ポイント上回る65・72%。県内最小規模の町の将来をめぐって舌戦が繰り広げられ、有権者の関心が集まった。

 一方、栗東市議選は八年前を12・84ポイント下回る43・94%。日野町議選は8・50ポイント低下した。定数三八を五十人で争った大津市議選も盛り上がりに欠け、過去最低の四年前をさらに下回る45・70%。

 半面、前回より七人候補者が増えた彦根市議選は過去最低だった前回よりも4・40ポイント上昇し、50・05%。近江八幡市議選は微増の55・26%だった。

 党派別で見ると維新の党が大津市議会で初議席。政治団体チームしが推薦の市議が大津、彦根、近江八幡の三市で誕生した。

 (統一選取材班)