滋賀

「一票」の声、日増しに熱後半戦26日投開票

2015年4月25日

 統一地方選後半戦の大津、彦根、近江八幡、栗東の四市議選と、豊郷町長選、同町議補選、日野町議選は二十六日に投開票される。選挙戦は残りわずかとなり、「一票でも上積みを」の思いから各市町を回る選挙カーの声は日増しに熱を帯びてきており、訴えにも力が入る。 (統一選取材班)

◆豊郷町長選、政策論争激しく 日野町議選は16人激突

 町長選には、いずれも無所属新人で元小学校教諭の本田清春さん(64)と自民推薦の元町議長の堀常一さん(52)、三選を目指す無所属現職の伊藤定勉さん(67)が立候補。本田さんは、「子育て日本一のまち」を掲げ、給食費無料化などをアピール。堀さんは、十二年の議員経験を通じ「庁舎改築の前にすることがある」と指摘。伊藤さんは、「健全財政を進めた」と主張、二期八年の実績を訴えている。

 日野町議選は、現職十、元職一、新人五の計十六人が立候補。豊郷町議補選では、新人二人が議席を争っている。

 町長選の期日前投票は二十三日までに二百二十一人が済ませ、前回同期比で百八人多い。町議補選の期日前投票者は二百二十人。投票は二十六日午前七時〜午後八時、町内十カ所で。開票は午後九時から役場三階会議室で。町議選の投票は午前七時〜午後八時に町内二十六カ所で。午後九時十五分から町林業センターで即日開票される。

◆防災減災対策掲げ舌戦展開

 【大津市】(三八−50)現職三十人、新人二十人が立候補し、教育問題や防災減災対策など諸分野で訴えが続く。二十三日までに前回同時期より三千二百五十四人多い九千三百六十四人が期日前投票を済ませた。二十六日の投票は一部を除いて午前七時から午後八時まで、市内百二十二カ所で実施。開票作業は午後九時二十分から二十七日未明まで。十八日現在の選挙人名簿登録者数は二十七万三千二百十三人。

◆国体視野に入れまちづくり訴え

 【彦根市】(二四−32)現職十八人、元職三人、新人十一人が立候補。二〇二四年の国体を視野に入れたまちづくり、高齢者福祉や子育て、観光施策の充実などを訴えている。期日前投票は二十三日までに四千七百二十一人が済ませ、前回同期比で約三千人増。投票は市内三十八カ所で午前七時から午後八時。開票は午後九時からひこね燦(さん)ぱれすで。十八日現在の選挙人名簿登録者数は八万八千八百五十七人。

◆地域の活性化や福祉充実前面に

 【近江八幡市】(二四−28)現職十七人、元職二人、新人九人がまちづくりや地域活性化、福祉の充実などを訴えている。期日前投票は二十三日までに三千二百三十七人が済ませ、前回の同時期に比べ千三十一人増えている。投票は四十五カ所で午前七時〜午後八時(沖島は一時間繰り上げ)。開票は午後九時十五分から鷹飼町のサン・ビレッジ近江八幡で。十八日現在の選挙人名簿登録者数は六万五千七百二十四人。

◆8年ぶり選挙戦、必死の訴え続く

 【栗東市】(一八−19)八年ぶりの選挙戦に現職十四人、新人五人が必死の訴えを続けている。二十三日までの期日前投票は、前々回の同時期に比べ四百十四人多い一千三百九十七人が済ませた。投票は市内二十六カ所で午前七時〜午後八時。開票は午後九時から安養寺の市なごやかセンターで。十八日現在の選挙人名簿登録者数は五万七百一人。