滋賀

後半戦突入へ 4市議選あす告示

2015年4月18日

 統一地方選は19日、大津、彦根、近江八幡、栗東の4市議選が告示され、後半戦に突入する。21日には豊郷町長選と町議補選、日野町議選も告示。いずれも選挙戦となる見込みで、投開票は26日。

◆新人出馬表明続々と 大津

 【定数三八】引退する現職の後継候補以外にも新人が相次いで立候補を表明。前回より五人多い五十人が立候補を予定し、激戦が見込まれる。

 内訳は現職三十人、新人二十人。党派別では自民六人、民主三人、公明五人、共産六人、維新一人、無所属が二十九人。女性は前回より二人多い九人となる。

 立候補予定者はいじめ対策などの教育問題や、行財政改革、補助金の使途などを中心に訴えを展開するとみられる。

◆32人が表明、激戦に 彦根

 【定数二四】定数に変更はないが、三十二人が立候補を予定。定数を一人しか上回らなかった前回、前々回と比べて激しい選挙戦となりそう。

 内訳は現職十八人、元職三人、新人十一人。党派別では自民一人、民主二人、公明二人、共産二人、無所属二十五人。女性は前回と変わらず六人。現職の引退に伴う後継候補以外に、大量の新人の出馬で世代交代の様相を帯びる選挙となる。

 彦根市が主会場となる二〇二四年の国体開催などを契機とした地域の活性化や、まちづくりが主な争点になるとみられる。

◆28人が出馬か 近江八幡

 【定数二四】定数は前回と同じ。旧近江八幡市と旧安土町の合併後二回目となる選挙で、二十八人が立候補を予定している。

 内訳は現職十七人、元職二人、新人九人。党派別では共産三人、公明一人、諸派一人、無所属二十三人。

 現職のベテランが実績を強調する一方、新人は安心して暮らせるまちづくりなどを公約に掲げており、激しい選挙戦になりそう。女性候補は五人が出馬を予定している。

◆選挙戦の公算大 栗東

 【定数一八】現職十四人、新人五人の計十九人が立候補を予定している。党派別では、自民一人、公明二人、共産二人、無所属十四人。

 二〇一〇年十月の市長選を最後に、一一年四月の県議選と市議選、一四年七月の県議補選、十一月の市長選と市議補選、今回の県議選と、無投票が続いており、久々の選挙戦となりそう。

 新駅計画跡地の活用や財政再建、災害に強いまちづくりなどが課題となっている。

 (統一選取材班)