滋賀

投票に行こう母親団体が啓発ポストカード作成

2015年4月7日

ポストカードを作った「くらしとせいじカフェ」のメンバーら=草津市内で

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 洗濯するように選択しよう−。政治に関心を持ってもらおうと、昨夏の知事選から活動している子育て中の県内の母親グループ「くらしとせいじカフェ」が、統一地方選での投票を求めるポストカードを作った。メンバーは「冷蔵庫など目につく場所に張って」と呼び掛けている。

 ポストカードは、甲賀市の絵本作家市居みかさん(46)がデザイン。日々洗濯を繰り返すように選挙で選択することも日常という意味を込め、晴れの日に洗濯を終えてすがすがしい表情のお母さんの姿を描いた。カード中央の「選択」は赤で強調し、「くらしとせいじはつながってるね」とのメッセージも添えた。

 同団体は昨年七月の知事選の前に発足し、メンバーは十人弱。十二月の衆院選では、立候補者へのアンケート結果や直接意見交換した内容をフェイスブック(FB)やブログに掲載したり、各党の主張をチラシにまとめてみたり。インターネットを通じて活動を知った佐賀県内有志が同じような活動を始めるなど、広がりも見せている。

 統一選に向けても、年明けからできる範囲で県市議選の候補者に会い、その内容をFBに掲載するなどしている。市居さんは「選挙に行くことと子どもたちの未来はつながっている」と強調。無投票のまま選挙が終わった選挙区もあるが、「統一地方選はより身近な選挙。責任を持って投票に行ってほしい」と話している。

 ポストカードは六千枚印刷し、団体のメンバーや支援者らが飲食店などに配布している。団体のFBやブログからデザインをダウンロードすることもできる。

(倉形友理)