三日告示される県議選に立候補を予定する六十人を党派別公認でみると、自民二十二人、民主十一人、共産六人、チームしが三人、公明二人、無所属十六人。推薦を含めると二十八人に上る自民は議席過半数を狙い、民主などは躍進をうかがう。

　県を二分するような大きな対立軸はみられないものの、告示後は、それぞれ人口減少対策や原発防災、新エネルギー施策、経済政策などを訴えるとみられる。

　十三ある選挙区は、米原市などで激戦が予想される一方、近江八幡市・竜王町、甲賀市、湖南市、守山市、栗東市の五選挙区は立候補予定者数が定数を超えておらず、無投票の可能性もある。

　県選管によると、三月二日現在の選挙人名簿登録者数は百十二万四百六十七人。男性が五十四万六千五十人、女性が五十七万四千四百十七人。

　（井上靖史）