滋賀

徐々に“臨戦態勢”県議選告示まで1カ月

2015年3月3日

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 統一地方選の前半戦となる県議選の告示(四月三日)まで一カ月。各選挙区ともに候補予定者がほぼ出そろい、定数削減や区割り変更のある選挙区を中心に激戦が予想される。後半にある市町議選、町長選と合わせ、県内関係者の間では徐々に“臨戦態勢”になりつつある。

 県議選の投開票日は十二日。定数は三減の四四、選挙区も十六から十三に減る。米原市が定数二から一減。彦根市と犬上郡(多賀、豊郷、甲良町)を合区した上で五から四。東近江市に愛知郡愛荘町と蒲生郡日野町を合区し六から五。蒲生郡竜王町は近江八幡市に合区し定数は三のまま。

 現時点で最も激戦になりそうなのが東近江市・日野・愛荘町選挙区。現職三人、新人五人が立候補を予定している。彦根市・犬上郡、米原市選挙区も選挙戦は確実。減った議席を現職同士が奪い合う可能性も高い。

 定数削減や区割り変更がない、大津、長浜、草津、野洲、高島市の各選挙区でも予定者が定数を超えており、選挙戦は必至。一方、近江八幡市・竜王町や甲賀、湖南、守山、栗東市の各選挙区は無投票の公算も大きい。

 二十六日投開票となる後半の市町議選、町長選では豊郷町長選が現職と新人が既に立候補を表明。五つの市町議選も選挙戦となる見通しのところが多い。

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各選挙区の出馬予定者数

 県議選や市町議選などの定数と、二日現在本紙が把握している立候補予定者数は次の通り。※は立候補予定者説明会が未開催で、暫定的な数字。かっこ内は定数。

 【県議選】大津市(定数一〇)十三▽彦根市・犬上郡(四)六▽長浜市(四)五▽近江八幡市・竜王町(三)三▽草津市(四)六▽守山市(二)二▽栗東市(二)二▽甲賀市(三)三▽野洲市(二)三▽湖南市(二)二▽高島市(二)四▽東近江市・日野町・愛荘町(五)八▽米原市(一)二【町長選】豊郷(一)二【市町議選】大津(三八)五十二▽彦根(二四)三十▽近江八幡(二四)二十九▽栗東(一八)※十八〜二十▽日野(一四)※十四〜十五▽豊郷補選(一)一

 (統一地方選取材班)