滋賀

県議選へ態勢固め着々

2015年2月24日

 四月三日告示の県議選の投開票まで五十日を切り、県内の主要党派、会派の態勢がほぼ固まってきた。定数は三減となるが、最大会派の自民、第二会派のチームしがは現有議席以上の候補者擁立を予定する。議席がない党派から出馬を探る動きもある。

 分裂している県議団と颯新の会で二十六議席を持つ自民は、公認、推薦で計二十八人を擁立。「各市町単位の支部から上がってきた候補は基本的に全員承認した」(県連事務局)。ただ、現有以上の候補者が争う選挙区もあり、一部からは「共倒れ」を心配する声もある。

 チームしがは公認、推薦合わせて十八人。今のままでは定数四四の過半数に届かないが「まずは全員が当選することを目指す」(清水鉄次チームしが県議団代表)と過半数にはこだわらない構えだ。

 公明は現有と同じ大津市選挙区で二人の擁立を決めている。四年前の県議選で議席を失った共産は、五選挙区に六人が出馬する。

 維新も甲賀市や東近江市・日野町・愛荘町選挙区などで擁立を模索している。

 (井上靖史、井本拓志)