石川

県議選 あす投開票7選挙区32議席に46人

2015年4月11日

 第十八回統一地方選の前半戦となる十道県知事選と五政令市長選、四十一道府県議選、十七政令市議選が十二日に投開票される。石川県議選(定数四三)は、無投票当選の八選挙区十一人を除き、七選挙区の三十二議席を争う四十六人に審判が下される。無投票選挙区は戦後最多となったが、選挙戦は各地で激戦が続いている。

 無投票当選した現職十人と新人一人を除く立候補者は現職二十六人、元職四人、新人十六人。女性候補は前回より一人多い三人となっている。

 最大会派の自民は、無投票当選した現職と新人計十人以外に、十六人を公認し、新人三人を推薦。現有二十五議席から上積みを狙う。民主は公認と推薦が各一人で議席を確保できるかが焦点。公明と共産は公認が各二人、社民は公認と支持が各一人。党派の推薦を受けない無所属は、無投票当選の一人以外に、支持を除き十九人。

 選挙区別では県庁所在地の金沢市(定数一六)で、定数一超の少数激戦を繰り広げている。民主が唯一公認候補を立てた小松市(同四)は六人が争い、自民勢力の伸長か、民主が再生への足掛かりを築くか注目の選挙区。白山市(同)は過去最多の九人が出馬し混戦状態で、加賀市(同三)も六人が激しく争う。現職二人に新人が挑む河北郡(同二)も予断を許さない状況。羽咋市羽咋郡南部(同)と鹿島郡(同一)は現職が優位に戦いを進める。 (田嶋豊)