石川

期日前投票初日7選挙区で5179人

2015年4月5日

 石川県議選(十二日投開票)の期日前投票が四日始まり、県選管は初日の投票者数を発表した。十五選挙区のうち選挙戦となった七選挙区で計五千百七十九人が投票。十二選挙区で選挙があった前回の初日を千二百四十六人上回った。

 期日前投票は選挙戦がある五市四町の計三十四カ所で、投開票日前日の十一日まで原則午前八時半〜午後八時にできる。白山市と小松市の一部は時間が短い所もある。

 定数を一上回る少数激戦の金沢市は、前回から千五百二十八人増え、三千七百五十二人が参加。候補乱立の白山市も前回から二百五十八人増え、四百二十四人が投票を済ませた。

 一方、無風から一転、選挙戦となった羽咋市羽咋郡南部は羽咋市と宝達志水町を合わせ六十九人で、前回より八十六人減った。

 利便性とともに制度が周知され、期日前投票数は種類を問わず選挙ごとに増える傾向。好天に恵まれたこともあり、有権者の関心度は初日だけでは測れず、十一日までの合計数値に反映されそうだ。

 金沢市内のパート女性(65)は兼六園に花見に行く途中、市役所で投票。「これまでの実績で選んだ。福祉を重視し、住みやすいまちにしてほしい」。県職員の男性(53)は「地元候補に入れた。日ごろから地域の世話をしていて信頼感がある」と話した。 (日下部弘太)