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現職市長当選率84%新旧交代進まず

2015年4月27日

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 統一地方選後半戦で無投票を含めて当選した八十九市長のうち、現職は前回二〇一一年の五十五人から八人増えて六十三人になる一方、新人は三十二人から二十六人に減った。現職の立候補者のうち当選した人の割合を示す当選率は、前回の82・1%から84・0%に上昇。現職の強さが際立ち、新旧交代が進まない結果となった。当選者の平均年齢は五九・三歳だった。

 新潟県加茂市の小池清彦氏が最高齢の七十八歳で、八十九市長のうち最多の六選を果たした。

 五選は北海道伊達市の菊谷秀吉、大阪府高石市の阪口伸六、福岡県春日市の井上澄和の三氏。四選は八人、三選は二十二人。平均当選回数は二・三回だった。

 年代別に見ると、最多は六十代の五十人で、五十代の二十二人、四十代の十人と続く。最年少は北海道夕張市で、無投票再選を果たした鈴木直道氏の三十四歳。