全国

投票トラブル、各地で相次ぐ

2015年4月13日

 十二日投開票の統一地方選では、二重投票や用紙の交付ミスといったトラブルが相次いだ。各地の選挙管理委員会によると、いずれも候補者名が書かれていれば有効票として扱われるという。

 名古屋市議選では千種区と昭和区で、市外に転出して選挙権を失った人に、選管が投票所で誤って投票用紙を交付。いずれも投票済みとみられるが、他の票と区別できず有効票となる。

 香川県議選では、期日前投票を済ませた東かがわ市の四十代の男性に再び投票用紙を交付。職員が名簿を確認した際の見落としが原因という。

 長崎県議選でも、期日前投票をした八十代女性に誤って二回目の投票を認めた。

 高知県議選では、高知市選挙区で市外へ転出した有権者三人に、投票に必要な証明書の提出を求めずに投票用紙を交付。

 鳥取県知事選でも鳥取市の投票所で、市外に転出した二十代の女性に必要な証明書の提出がないまま投票用紙を交付した。

 大阪府議選では、和泉市の六十代女性に本来とは別の投票所で投票用紙を交付するミスがあった。