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無投票当選率が大幅増41道府県議選、17政令市議選告示

2015年4月3日

 第18回統一地方選の41道府県議選と17政令市議選は3日午後5時すぎに受け付けが締め切られ、道府県議選には3273人が立候補を届け出た。総定数2284に占める無投票当選の比率は2011年の前回から大幅に増えた。女性候補は379人で全体の11・6%。これまでに最も高かった前回の10・0%を上回った。

 道府県議選の平均競争率は前回の1・48倍から1・43倍に低下した。

 党派別では、自民党が北海道など単独過半数を持たない道府県を中心に候補者を増やし、前回比75人増の1319人。民主党は226人減の345人で、前回獲得した346議席に届かないことが確定した。

 統一選初挑戦の維新の党は、神奈川や愛知などに計90人を擁立した。ほかに大阪では諸派の「大阪維新の会」から53人が立候補した。

 公明党は前回並みの169人。共産党は50人増の275人となった。社民党は8人減の37人。生活の党は1人、次世代の党は6人を擁立した。

 17政令市議選は総定数1022に対して1477人が立候補を届け出た。平均競争率は1・45倍だった。

(共同)