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静岡など5政令市長選が告示札幌は自・民対決

2015年3月29日

 第18回統一地方選の5政令市長選が29日、告示された。札幌、相模原、静岡、浜松、広島の各市で実施され、投開票は26日告示の10道県知事選と同じ4月12日。札幌は自民、民主両党がそれぞれ別の新人候補を推す「自・民対決」となった。結果は同じ対決型の北海道と大分県の2知事選とともに、今回の統一選の焦点となりそうだ。

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 5政令市長選には現職4人と新人13人の計17人が立候補した。地域振興の在り方や少子化対策などが争点となる。

 札幌では3期務めた現職が引退を表明し、新人5人による戦いとなった。現職の後継とされる元副市長を民主、維新両党が推薦し、社民党と政治団体「新党大地」も支持する。これに対し自民党は元総務省職員の女性を推薦し、事実上の一騎打ちが見込まれている。共産党も新人の女性を擁立した。

 相模原と広島では自民、民主、公明の3党が現職に相乗りし、共産党系の新人らとの争い。広島では地元Jリーグチームの元社長も立候補した。

 静岡では自民、公明両党と新党改革が推薦する現職と、新人の女性会社役員、共産党推薦の新人の計3人が立候補した。2011年の前回選が政令市として初の無投票となった浜松では現職と共産推薦の新人が届け出て、8年ぶりの選挙戦に入った。

(共同)