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2017年4月8日 夕刊
名古屋市長選の告示を九日に控え、事実上の一騎打ちが予想される二陣営の選挙準備は大詰めを迎えた。自転車やジャンパーなど街頭活動での必需品はほぼ整い、決戦開始を待つばかりだ。
八日午前、東区東桜に構えた前副市長の岩城正光(まさてる)さん(62)の事務所で、女性ダンス講師の指示が続いた。「はい、開いて、閉じて。最後はパンチで!」
岩城さんらが出陣式で披露する「いわきダンス」の練習だ。弁護士という仕事柄の「お堅い」「地味」といったイメージを一新する戦略の一つで、岩城さんの次女優子さん(27)らが振り付けを確認した。
当初は殺風景だった事務所は、イメージカラーのオレンジの小物や幕であふれる。子育て支援団体も手伝いに入るため、乳幼児が遊べるキッズステーションを一角に設けた。岩城さんは「いよいよ戦いが始まる。皆さんの支えが本当にありがたい」と力を込めた。
自転車による街宣の先駆けとされる現職の河村たかしさん(68)は今回初めて、ヘルメットを用意。自転車の安全利用を促進する市条例(一日施行)で、六十五歳以上にヘルメット着用の努力義務規定が設けられたため、インターネットで四千五百円で購入した。表面は白く、丈夫で軽量なのが売りだ。
一九九三年の衆院議員初当選の前から使っている自転車に乗り、市内を駆けるつもりだ。以前は一日五十キロほども走行したが「年だで(喫茶店の)コメダで休憩しながらやっていく」。自身十一回目の選挙に臨む貫禄をのぞかせた。