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2017年4月6日 紙面から
大村秀章知事は五日、県庁で会見し、九日に告示される名古屋市長選で、現職の河村たかし市長(68)を支持しないことを明らかにした。対抗馬となる弁護士、岩城正光(まさてる)・元副市長(62)も支持せず、静観する。報道陣との主なやりとりは次の通り。
−市長選への立ち位置は
河村さん、岩城さん双方の公約を拝見した。さまざまなことを勘案して、河村さんは応援できない。二〇一一年、一三年の市長選で河村さんを二度支援した時、公約に「中京都構想」があったが、今回はなくなった。県市で戦略本部をつくって進めようとしたが、その後、(河村さんの)言うことが変わった。
私は、好きか嫌いかで仕事をやっていない。公約をみて判断した。
−今後は
市長選にこれ以上踏み込むことはない。河村さん、岩城さんが議論して、市民に判断してもらえれば。
−市長の公約に、名古屋港・空見に大規模展示場建設とある
特段のコメント、感想はない。できないものはできない。県としては済んだ話と捉えている。(地権者の)東邦ガスも貸さないと言っている。県の合意がないとできない。土壌改良、インフラ整備の問題があり、事業化はできない。
−河村市長の行政手腕や二期八年の評価は
市民に総合的に判断してもらえれば、十分。行政手腕は、河村さんと市役所で討論してもらえれば良い。私からは控えたい。
−次期市長にはどんな期待を
名古屋は愛知の県都で、中部地方の中核。二〇二七年のリニア中央新幹線開業に向け、どう、東京に対抗できる街に改造していくか。市長選で、議論を期待したい。
(相坂穣)
大村知事の不支持表明に対し、河村市長は本紙などの取材に笑顔で「しょうがないわな」と述べ、意に介さない様子だった。共同公約としていた中京都構想が頓挫したことに関し、市長は「わしは(当初から)、『大阪都構想のように名古屋の分割はできんぞ』『支持する市民もおらん』とも言っていた」と振り返り、途中で自分の考えを変えたわけではないとの見解を示した。