富士宮市長 再選の須藤氏就任
2015年4月27日
◆「飛躍」の市政に自信
就任式で市職員らに訓示する須藤市長=27日午前9時4分、富士宮市役所で |
二十六日投開票された富士宮市長選で、再選を果たした須藤秀忠氏(68)は一夜明けた二十七日、市役所で当選証書を受け取った。授与式後の就任式では「富士山の世界遺産登録で市はいま飛躍のとき。末永い繁栄の礎となるよう、積極的なまちづくりを進める」と市職員らに語った。
須藤氏は報道陣に、二期目の優先課題に市立病院の整形外科医の確保を挙げ、本年度に非常勤医一人、来年度に浜松医科大と都内の医大から常勤医計四人を確保する展望を語った。富士山の保全に向け、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設規制を市単独で強化する考えも示した。
地盤や組織をほぼ持たない新人の高齢者支援NPO法人理事近藤千鶴氏(59)が一万八千票以上を集めたことには「どうしても批判票は出る」。序盤から目指した「圧勝」を実現できたとして、「安定した市政運営につながるはず」と語った。