静岡

後半戦 あす投開票

2015年4月25日

 統一地方選の後半戦で、一般市長・市議選、町長・町議選が二十六日に投開票される。県内の市長選は富士宮市のみ、市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の七市。町長選は清水、吉田の二町、町議選は東伊豆、松崎、函南、清水、小山、吉田の六町でそれぞれ行う。

 富士宮市長選は、ともに無所属で、再選を目指す現職の須藤秀忠氏(68)=民主推薦=と、新人の高齢者支援NPO法人理事近藤千鶴氏(59)の一騎打ち。医師不足に悩む市立病院の再建策や、富士山の世界遺産登録を生かしたまちづくりの方向性が争点になっている。

 須藤氏は、医師不足は「東京都内の医学系大学から確保を目指す」と述べ、積極財政によるまちづくりを主張する。近藤氏は、医師確保について浜松医科大との従来の関係にこだわり、まちづくりでアイデア重視の施策を訴える。

 清水町長選は新人の元町議鈴木勝一氏(45)と、三選を狙う現職山本博保氏(77)の無所属二人が激突する。天然記念物の柿田川を生かした地域振興が争点の一つ。鈴木氏は伊豆の玄関口としての周辺整備を、山本氏は伊豆半島ジオパークを活用した誘客を掲げる。

 吉田町長選では、新人の元町議の平野積氏(61)と、五選を目指す現職の田村典彦氏(71)の無所属二人の一騎打ちになっている。

 湖西市議選は定数一八に現職十五人、新人四人の計十九人が立候補している。内訳は公明と共産が各一人、無所属が十七人。午後九時十五分から湖西市アメニティプラザで開票され、同十一時半ごろに大勢が判明する見通し。